経済政策の例え話その1
ある旅人が強盗に襲われ、抵抗の甲斐も虚しく、持っていた財産を奪われ
縄で縛り上げられ猿ぐつわをかまされてしまいました。
そこへ3人の住民が通りがかり、旅人を見つけました。
住民A:旅人が怪我をしているかもしれないからまず病院へ連れて行って治療すべきだ。
住民B:いや、骨折しているかもしれないからここで応急処置を施す方が良い。
住民C:それよりも、旅人から財産を奪い取った強盗を追うべきだ。
と主張しました。
さて、あなたならどうしますか?
(コメント)引っかけ問題のつもりは無いです。
ある旅人が強盗に襲われ、抵抗の甲斐も虚しく、持っていた財産を奪われ
縄で縛り上げられ猿ぐつわをかまされてしまいました。
そこへ3人の住民が通りがかり、旅人を見つけました。
住民A:旅人が怪我をしているかもしれないからまず病院へ連れて行って治療すべきだ。
住民B:いや、骨折しているかもしれないからここで応急処置を施す方が良い。
住民C:それよりも、旅人から財産を奪い取った強盗を追うべきだ。
と主張しました。
さて、あなたならどうしますか?
(コメント)引っかけ問題のつもりは無いです。
正解は特にありませんが(ナンヤソレ)、
住民Aの専門家に任せる考え方は計画経済に被せています。
住民Bの応急処置で真の問題解決ではないが、症状を抑えて人気(任期)獲得をするのは市場経済プラス民主主義で、
旅人の安否よりも奪われた財産の行方を気にするのは机上の論理に没頭する経済学者を模しています(笑)
多分、怒っている人もいるでしょうね。当然です。起こるのは多少なりと的を得ているからなので、見当違いな描写でない証拠としておきます。
所で、私の話したかったのは、この3人は見当違いな議論をしていると言う事です。まず、第一にするべきなのは猿ぐつわと縄を外して、どこを怪我しているのか訊く事でしょう。もしかしたら、全然怪我など無いかもしれないのですから。
この第4の答えが一世紀前に一世を風靡した経済学者ヘンリージョージの唱える土地の経済学なのです。つまり、ぎりぎりの生活を強いられている人達を見て勝手にどんな援助が必要かを議論せずにそれらの人を縛り付けている縄をほどいた上で(=減税や規制の緩和)、どの様な援助(風刺では傷の治療)が必要か本人に訊いてみようというのだ。
労働者には福祉やら手当が必要だと騒がれていた、20世紀始めの社会主義台頭時代にあって、このような事を唱えていたのです。
いや、忠実に言うのなら減税ではなく廃税とでも言った方がいいでしょう。税金を撤廃してその代わりに地代を徴収するべきだと言っていたのです。地代というのは実際には固定資産税に当たるので廃税とは言えないのですが、それを残してその他の税金を撤廃する事をいいます。
細かい事を言うと、今の固定資産税には建物の部分にも税金がかかるので、彼の言う地代とは異なります。建物だけでなく元の土地に加えた改善も建物同様に扱われます。例えばただの更地を締固めるだけでも、価値は上がります。上がった分は上げた人の物で彼の言う税金の対象にはなりません。
地代を徴収すると言うのは何かものすごい負担の様に思えますが、実際今アパートなどの借家や借地に住んでいる人は家賃と伴に全額支払っているので、支払先が地主から税金に変わるだけで損はしません。その上、所得税が無くなると収入が増えます。法人税(企業の所得税)と消費税が無くなると物価は下がります。
つまり、収入が増えて(所得税減税)、またその上に物価が下がる(消費税減税)ダブルパンチで経済覚せい剤的な政策なのです。当然、消費が拡大するので、企業の売上は上昇し景気は上向きます。と言う事はトリプルパンチで給料も増える可能性大(好景気)。クワドラプルパンチで失業率は下がり、ペンタキンタパンチ(そんなの無いって)で起業率も増えさらに高収入が望める。
通常物価が下がると収益率が下がります。これは価格の中に含まれる利益の部分を削るからです。競争社会で価格に競争力を持たす戦術ですが諸刃の剣でもあります。その点税金が削られての価格低下に関しては収益率は下がらないので、企業の利益に影響はありません。売上の増加は利益の増加に直結するのです。
これは政府の税金をつぎ込んで無理矢理作り出した特需効果ではないので持続性も安定性もあります。公共事業特需は政府と国民が疲弊して来ますし、汚職の温床にもなります。
こんなに良い政策ならなぜすぐにしないのか?
簡単な話です。利権にならないからです!(ダダーン)
では、難しい話はまた次回
住民Aの専門家に任せる考え方は計画経済に被せています。
住民Bの応急処置で真の問題解決ではないが、症状を抑えて人気(任期)獲得をするのは市場経済プラス民主主義で、
旅人の安否よりも奪われた財産の行方を気にするのは机上の論理に没頭する経済学者を模しています(笑)
多分、怒っている人もいるでしょうね。当然です。起こるのは多少なりと的を得ているからなので、見当違いな描写でない証拠としておきます。
所で、私の話したかったのは、この3人は見当違いな議論をしていると言う事です。まず、第一にするべきなのは猿ぐつわと縄を外して、どこを怪我しているのか訊く事でしょう。もしかしたら、全然怪我など無いかもしれないのですから。
この第4の答えが一世紀前に一世を風靡した経済学者ヘンリージョージの唱える土地の経済学なのです。つまり、ぎりぎりの生活を強いられている人達を見て勝手にどんな援助が必要かを議論せずにそれらの人を縛り付けている縄をほどいた上で(=減税や規制の緩和)、どの様な援助(風刺では傷の治療)が必要か本人に訊いてみようというのだ。
労働者には福祉やら手当が必要だと騒がれていた、20世紀始めの社会主義台頭時代にあって、このような事を唱えていたのです。
いや、忠実に言うのなら減税ではなく廃税とでも言った方がいいでしょう。税金を撤廃してその代わりに地代を徴収するべきだと言っていたのです。地代というのは実際には固定資産税に当たるので廃税とは言えないのですが、それを残してその他の税金を撤廃する事をいいます。
細かい事を言うと、今の固定資産税には建物の部分にも税金がかかるので、彼の言う地代とは異なります。建物だけでなく元の土地に加えた改善も建物同様に扱われます。例えばただの更地を締固めるだけでも、価値は上がります。上がった分は上げた人の物で彼の言う税金の対象にはなりません。
地代を徴収すると言うのは何かものすごい負担の様に思えますが、実際今アパートなどの借家や借地に住んでいる人は家賃と伴に全額支払っているので、支払先が地主から税金に変わるだけで損はしません。その上、所得税が無くなると収入が増えます。法人税(企業の所得税)と消費税が無くなると物価は下がります。
つまり、収入が増えて(所得税減税)、またその上に物価が下がる(消費税減税)ダブルパンチで経済覚せい剤的な政策なのです。当然、消費が拡大するので、企業の売上は上昇し景気は上向きます。と言う事はトリプルパンチで給料も増える可能性大(好景気)。クワドラプルパンチで失業率は下がり、ペンタキンタパンチ(そんなの無いって)で起業率も増えさらに高収入が望める。
通常物価が下がると収益率が下がります。これは価格の中に含まれる利益の部分を削るからです。競争社会で価格に競争力を持たす戦術ですが諸刃の剣でもあります。その点税金が削られての価格低下に関しては収益率は下がらないので、企業の利益に影響はありません。売上の増加は利益の増加に直結するのです。
これは政府の税金をつぎ込んで無理矢理作り出した特需効果ではないので持続性も安定性もあります。公共事業特需は政府と国民が疲弊して来ますし、汚職の温床にもなります。
こんなに良い政策ならなぜすぐにしないのか?
簡単な話です。利権にならないからです!(ダダーン)
では、難しい話はまた次回
この記事へのコメント
不動産業界を潰すことになるのではないのでしょうか。
2008/07/19(土) 21:52:41 | URL | n #-[ 編集]
今の形での不動産業界はなくなるはずです。
まず、不動産業界は基本的に土地ではなく、土地の上に立つ建物や土地に対する改良によって利益を得る必要性が出て来ます。つまり、投機性にはまったく期待が出来なくなると言う事です。
地代を完全に徴収する場合は土地の貸し賃は0円になります。これは簡単な理由からで土地の貸し賃は全て税金へと行ってしまうので、貸していない状態では自分で100%の地代を払って借りなくてはいけなくなるのです。要するに土地だけを見ると政府から借りた土地を同じ額で他の人に貸す事に何の利益もないと言う事です。
では建物だけでどうやって不動産業が成り立つのでしょうか?
これも実例を見れば分かります。そう、貸しビル業界です。都心の土地を地主から50年契約で借り、そこにビルを建てオフィスやアパートとして貸し出すのです。これが本来の健全な不動産業でしょう。
しかし、地代を100%ではなく90~94%くらい徴収し、残りを不動産業界の利益とする方法も有ります。
これは100%徴収してしまうと、政府が地代の徴収を行う必要があるが、これを民間委託する報酬として利益を残すと言う方法です。
一般的なビジネスのリターンに合わせて6〜10%の利益を与えれば、儲かりすぎないので無理にその業界の壁を厚くする必要も有りません(例えば資格認定制などの管理コスト=税金がかからない)。これにより、現在も地価の査定などを行ってはいるが、不動産の査定は完全に市場経済へと委託する事が可能です。
まず、不動産業界は基本的に土地ではなく、土地の上に立つ建物や土地に対する改良によって利益を得る必要性が出て来ます。つまり、投機性にはまったく期待が出来なくなると言う事です。
地代を完全に徴収する場合は土地の貸し賃は0円になります。これは簡単な理由からで土地の貸し賃は全て税金へと行ってしまうので、貸していない状態では自分で100%の地代を払って借りなくてはいけなくなるのです。要するに土地だけを見ると政府から借りた土地を同じ額で他の人に貸す事に何の利益もないと言う事です。
では建物だけでどうやって不動産業が成り立つのでしょうか?
これも実例を見れば分かります。そう、貸しビル業界です。都心の土地を地主から50年契約で借り、そこにビルを建てオフィスやアパートとして貸し出すのです。これが本来の健全な不動産業でしょう。
しかし、地代を100%ではなく90~94%くらい徴収し、残りを不動産業界の利益とする方法も有ります。
これは100%徴収してしまうと、政府が地代の徴収を行う必要があるが、これを民間委託する報酬として利益を残すと言う方法です。
一般的なビジネスのリターンに合わせて6〜10%の利益を与えれば、儲かりすぎないので無理にその業界の壁を厚くする必要も有りません(例えば資格認定制などの管理コスト=税金がかからない)。これにより、現在も地価の査定などを行ってはいるが、不動産の査定は完全に市場経済へと委託する事が可能です。
この記事のトラックバックURL
http://landtax.blog5.fc2.com/tb.php/14-911eb07f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
